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西日本鉄道 地域を味わう果物料理の旅を3月から提供開始

2021年02月08日更新

JR九州が運行するクルーズトレイン「ななつ星」に代表されるように、鉄道の中で地域の食材を堪能できる取り組みが増えています。こうした中、福岡県を中心に鉄道や路線バスを運行する西日本鉄道では、2019年より車内で食事を楽しめる観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO(ザ レールキッチン チクゴ)」を20193月から運行。2021 3 月より「沿線の果物」をテーマとした食事を提供する特別コースを運行することを発表しました。

PickUp記事:「観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」で「沿線の果物」の期間限定コース」(天神経済新聞2021.1.12

観光列車で、地域の景色・食事を楽しむ

(引用:「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」HP

日本中にあるローカル鉄道は、これまで地域の足として、生活を支えてきましたが、少子高齢化・人口減少が進むにつれ、利用者数が減っていくこともあり、従来通りのビジネスを維持するだけでは継続が困難となっています。こうした中、ただ人を輸送する機能を提供するだけでなく、観光列車として観光客に今までにない体験を提供しようとする取り組みが増えています。

THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」は「LOCAL to TRAIN〜街を繋いできたレールは人をつなぐ時代へ〜」をコンセプトに掲げた観光列車です。西日本鉄道は、沿線にいちごやぶどう、お酒、柳川の川下り、大牟田の世界遺産など、訪れた人を楽しませる筑後にまつわる様々なモノやコトがあることに着目し、これからは、人が集まり、人がつながり、まちを再発見できる、そんなスペースとして鉄道を再定義し、観光客に対してまちの魅力を発信していこうとしています。言い換えれば、鉄道の車内を情報が発信され、それを通じてコミュニケーションが行われる場(=メディア)と捉え、観光客と地域の人とのコミュニケーションを生もうとしています。

目玉は沿線の食材の料理です。八女の竹を使用した竹編みの天井、いぶし銀が美しい城島瓦、家具のまち大川の家具、アーティストが描く筑後川など、沿線の地域資源をインテリアとして施された落ち着いた空間の中で、地域の食材をふんだんに使った美味しい食事を楽しむことができます。