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高校の授業で商品開発 企業等との連携・協働を通じて地域社会にも貢献

2022年11月07日更新

PickUp記事:東大阪大学敬愛高校生徒が地元飲食店とドリンク考案 オープンスクールで販売へ(東大阪経済新聞2022.10.07)

東大阪大学敬愛高等学校の生徒は、地元の飲食店「RAYS LITTLE DINER(レイズリトルダイナー)」の実施する課外授業で同店の新商品開発に挑戦、10月のオープンスクールで同商品を販売しました。

同高校は、普通科の中にさまざまなコースを備えていますが、「総合進学コース」におけるキャリア教育の一環として、地域企業とのつながりを求めた学校側が同店を訪問したところ、同店より課外授業を提案され、今回の取り組みが実現することになったそうです。

9月に実施された課外授業では、「付加価値」をテーマに、缶コーヒーと店舗で提供されるコーヒーの価値について考察を行い、その後も週1回の課外授業を重ねた結果、生徒考案の新商品、さつまいもを使った季節ドリンク「オイモペチーノ」が完成しました。

同商品は、10月に開催された同校のオープンスクールで販売されましたが、このような、地元企業と学校が協働で高校生に学びの機会を提供する動きは、今後ますます増えるものと思われます。

地元企業の提案で高校生が商品開発に挑戦 オープンスクールでの販売も

(引用:新しい時代の高等学校教育の在り方ワーキンググループ(審議まとめ案)~多様な生徒が社会とつながり、学ぶ意欲が育まれる魅力ある高等学校教育の実現に向けて~別紙1より「スクール・ミッション及びスクール・ポリシーに基づく教育活動の実施・改善(イメージ)」

東大阪大学敬愛高等学校の生徒は、地元飲食店による課外授業で同店の商品開発に挑戦、10月に開催されたオープンスクールで開発商品の販売を実際に行いました。

高校生が企業と連携して商品開発を行うような取り組みの多くは、商業高校や商業科等で実施されているようですが、今回の課外授業では、普通科の高校生が企業と連携・協働して商品開発に挑戦しており、その点において、特に特色のある活動と言えるのではないでしょうか。

同高校の普通科には、いくつもの特徴的なコースが見受けられますが、そのうちのひとつである「総合進学コース」におけるキャリア教育は、入学直後から「自分は何に向いているのか」などの自己分析に基づいた適性をもとに、3年間かけて自分と向き合い、将来の夢や目標を明確にしていくものとなっているとのことです。(詳細については、https://www.higashiosaka-hs.ac.jp/keiai/course01

その一環で、地域の企業や店舗とつながりを持つことを考えた同校が、「RAYS LITTLE DINER」に相談、協力等を依頼した結果、新商品を考案する今回の課外授業が実現しました。

地域とのつながりを考慮した本取り組みを通じて、高校生が新たなドリンクメニュー開発に挑戦し、オープンスクールで販売する試みが実施された訳ですが、このような課外授業は、今後ますます増えていくものと考えられます。