アイデアスプーン 販路開拓・地域発信サポーター向けポータル

  1. アイデアスプーン
  2. 地方創生・地域活性
  3. 沼津市で新たなまちづくりの試み 人中心の空間創出に商店街などを活用

沼津市で新たなまちづくりの試み 人中心の空間創出に商店街などを活用

2022年11月28日更新

PickUp記事:沼津の商店街で社会実験 商店街の空き店舗活用、図書館の除籍本譲渡も(沼津経済新聞2022.10.28)

沼津市の商店街で「OPEN NUMAZU 2022 ARCADE」が10月より開催されています。(詳細については、https://www.city.numazu.shizuoka.jp/shisei/keikaku/various/machisenryaku/opennumazu2022/arcade.htm

新たなまちづくりを目指して実施される本取り組みは、今年4月に行われた「OPEN NUMAZU 2022 STREET」に続く、沼津市の社会実験第2弾。

具体的には、沼津仲見世商店街を舞台に、訪れた人がくつろげるよう、イスやテーブルなどを歩道に設置して、地域店舗が日替わりで出店。その場で飲食等を楽しめる、人中心のまちなか空間を作り出そうと言う活動。

ほかに、閉店した書店に沼津市立図書館の除籍本を並べて自由に持ち帰れるようにしたり、ワークショップを開いたりしています。

前回の社会実験(OPEN NUMAZU 2022 STREET)は、広場と道路で実施されましたが、今回は商店街を活用しており、商店街に昔から出店している事業者と新規事業者との交流など、人と人のつながりを促進する効果も期待されています。

沼津市のまちづくり「OPEN NUMAZU」 商店街で人中心の「まちなか」を創る社会実験

(引用:沼津市公式HP-沼津市中心市街地まちづくり戦略-OPEN NUMAZU 2022 ARCADE

まちづくりの一環で、沼津仲見世商店街で歩きたくなる、過ごしたくなる空間づくりを実践する社会実験「OPEN NUMAZU 2022 ARCADE」が開始されました。

公共交通機関等の進化による都市機能の郊外化などを背景に、沼津市の中心市街地では、来訪者数や商業売上高の減少、拠点性の低下などの課題が顕在化しています。

同市では、時代の変化等を考慮しつつ、これらの課題を解決して中心市街地の活性化を図ろうと、新しいまちづくり施策を検討してきました。

沼津駅周辺の市街地を人中心の魅力ある場所へと再生し、多くの市民や来訪者が集い、交流できるような都市として再構築することを目的に、同市では、中心市街地まちづくりの戦略に次の4つを掲げています。(詳細については、「沼津市中心市街地まちづくり戦略 概要版」:https://www.city.numazu.shizuoka.jp/shisei/keikaku/various/machisenryaku/pdf/gaiyouban.pdf

・ヒト中心の公共空間の創出

・拠点機能の立地促進

・まちなか居住の促進と市街地環境の向上

・周辺地域資源との連携

具体的には、「ヒト中心の公共空間を創出」するため、地区における交通体系の再編に取り組んで、駅周辺の公共空間を車中心から人中心の空間へ変更したり、鉄道施設の跡地や高架下の空間の活用方法について、具体策を検討したりする計画などが進められているようです。

今回の社会実験もまた、まちなかの空間を活用して、人中心のまちづくりを試みる取り組み「OPEN NUMAZU」の一環であり、「魅力的な空間づくりの実践や検証を通じて、今後の公共空間の再編や利活用につなげていくもの」とされています。

商店街と言うまちなかのスペース活用を実践する本取り組み以外にも、沼津市では次のような活動を実施してきました。