2023年07月31日更新
PickUp記事:相模原の山間部で「廃棄物収集」DX化 小田急電鉄が実証実験(相模原町田経済新聞2023.06.16)
今年6月より、相模原市の山間部を含む4地域(城山地区、津久井地区、相模湖地区、藤野地区)における廃棄物回収業務に、小田急電鉄株式会社(以下、小田急電鉄)のウエイストマネジメントツール「WOOMS(ウームス)」を導入する実証実験が開始されました。(詳細については、相模原市プレスリリース「【相模原市緑区】“一般ごみ収集の見える化”実証実験をスタートしました 持続可能な地域社会に貢献します」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000225.000072959.html)
「WOOMS」の主なターゲットは自治体や廃棄物排出・収集事業者で、初期費用等を抑えながら業務の効率化やリサイクル率向上をもたらし、生じた人員や時間的余剰を、ごみ削減やリサイクル拡充に関する新たな取り組みにつなげることを目指しています。
実際、「WOOMS」を先行導入している座間市では、業務効率化がもたらした新たなリソースを活用して、以前は焼却処分されていた剪定枝のリサイクル化に着手。結果、焼却ごみの持続的削減を実現したそうです。
今回の相模原市における実証実験は、山間地域に初めて「WOOMS」を導入する試みになります。
山間部のような、人口が少なく、住居が分散している地域における、ごみ収集データの取得・解析を通じて、収集車の走行距離短縮による二酸化炭素排出量削減等に貢献すると期待されています。
さらに、山林における不法投棄の状況を把握・デジタル化して、監視強化などの対策に役立てていくそうです。
(引用:相模原市プレスリリース「【相模原市緑区】“一般ごみ収集の見える化”実証実験をスタートしました 持続可能な地域社会に貢献します」)
今年の6月、相模原市内4地域の廃棄物回収業務に、小田急電鉄のデジタルツール「WOOMS」を導入する実証実験が開始されました。
ごみ削減やリサイクル拡充につながるよう、自治体などが行う廃棄物収集業務の効率化が目的の「ウエイストマネジメントツール」とされる「WOOMS」ですが、管理サポートシステム「WOOMS Portal」と収集サポートシステム「WOOMS App」の2つのソフトウェアが存在しています。(詳細については、https://www.wooms.jp/)