2020年09月15日更新
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、スポーツやイベントなど様々な学校行事が中止となるなか、「リモート」「XR (VR・AR・MR)」をキーワードとしたテクノロジーを活用することで観光業界を活性化しようとする動きが加速しています。
PickUp記事:「JTB、「バーチャル修学旅行360」を開発、VRによる映像体験やオンライン双方向交流組み合わせで」(トラベルボイス 2020.8.11)
(引用:JTB)
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、修学旅行を中止する学校や自治体が全国で増加しています。修学旅行を楽しみにしていた子どもたちにとってはかけがえのない思い出づくりや学びの機会が失われるだけでなく、修学旅行の予約が取り消された宿泊施設、交通機関、見学・体験施設など受入地域の観光事業者の皆さまにも大きな影響を及ぼしています。
こうした中、大手旅行代理店のJTBが、VR(仮想現実)を活用した「バーチャル修学旅行360」を開発し、10月以降に提供を開始することを発表しました。コンテンツ構成としては、(1)360度VR映像体験、(2)オンライン交流(舞妓、旅館の女将、バスガイド、タクシー運転手など、修学旅行で出会うはずだった様々な方々と、学校からオンラインを使って交流)、(3)伝統文化体験、(4)お土産販売などが用意されています。
修学旅行生に単にVRを提供するだけでなく、交流や体験を組み合わせることで、新型コロナ収束後にVRで見た観光地への旅行需要の拡大にもつながることが狙いとしています。