2020年09月28日更新
クラウドベースで提供するCRMアプリケーションで世界シェアNo.1を誇るセールスフォース・ドットコムは、米フォーブス誌が選ぶ「世界で最も革新的な企業」として4年連続で第1位に選出されるなど、創業から20年経ても世界的にイノベーティブな企業であると評価をされ続けています。セールスフォースはこれまでの事業で培った知見と最新のテクノロジーを駆使して、地域のデータ活用、デジタルマーケティングを推進するために、JTBと連携することを発表しました。
PickUp記事:「JTBとセールスフォースが包括提携、デジタル化による持続可能な地域創生を支援、観光産業を担うデジタル人財の育成も」(トラベルボイス 2020.8.27)
(引用:Salesforce)
観光を通じた関係人口の増加を目指す各自治体としては、こうした観光客との関係性をいかに構築するか、どのようなテクノロジーを活用することができるのかが重要なテーマとなっています。
これまでの自治体の観光施策におけるテクノロジーの活用は、SNSや動画等を活用したデジタルマーケティングを行い、タビ前の旅行者に対して情報提供を行うことと、どのような情報を調べて決定したかを分析するまでにとどまっていました。しかし、そうして来訪した旅行者がタビ中にどういった行動をしているのか、また潜在的なニーズはどういったものであるのかといった深い旅行者に関する情報がわからず、継続的な関係性を築くことができていませんでした。
こうした中、2020年8月24日、JTBとセールスフォース・ドットコムは、地域経済のデジタルトランスフォーメーション(DX)を共同で推進する目的で、包括的連携・協力に関する協定を締結しました。両社はDXによる地域社会の持続可能な発展を支援していくほか、最先端のクラウド基盤をベースに、さまざまなオンライン技術とオフラインとを融合させた地域創生を目指しています。