2021年06月15日更新
新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、飲食業界は大きな打撃を受けています。それに伴って、海産物や野菜、果物といった食材も、取引量も減少。大きな課題となっています。こうしたなか、宮崎県では地元の食材を活用し、地場産業を活性化させようと、新たな商品が誕生しています。
PickUp記事:「宮崎の「Bistroマルハチ」が深海魚・メヒカリのアンチョビー開発」(ひなた宮崎経済新聞2021.5.5)
https://miyazaki.keizai.biz/headline/962/
「Bistroマルハチ」https://bistromaruhachi.stores.jp/items/604ee25f31862571fb2537f1
宮崎市にある「ふらんす食堂 Bistroマルハチ」では一風変わったアンチョビーを販売しています。それが、一般的にイワシを使うところを、「メヒカリ」で作ったというアンチョビーです。メヒカリといえば、福島県でよく水揚げされますが、九州では宮崎県の名産品。しかしながら足が早いため、宮崎では唐揚げで食べるのが一般的といいます。
「ふらんす食堂 Bistroマルハチ」のオーナー八田淳さんは、宮崎県延岡市の出身。これまでウエスティンホテル東京やオリエンタルランド、ホテル日航熊本などで勤務。専門学校で非常勤講師をしながら、現在「ふらんす食堂 Bistroマルハチ」を経営しています。
今回開発したメヒカリのアンチョビー。「コロナ禍の地元食材を応援」をテーマに企画したもので、使用する食材はほとんどが地元宮崎県下で作られたものばかりです。コロナ禍で飲食店からの取引が減っているという話を聞いた八田さん。取引量減少に悩む地元延岡市の漁師の力になりたいと、2020年夏頃に企画、試行錯誤を重ねてきたといいます。