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山形・新庄市の食品企業が新商品開発 大豆ミート使用でSDGs貢献も

2021年09月15日更新

PuckUp記事:代替肉を使った総菜、定額制販売 新庄・食の力コーポレーション、SDGs貢献へ(山形新聞2021.08.11)

 

山形県新庄市の株式会社食の力コーポレーションは、SDGs達成への貢献が期待できる食材とされる大豆を主原料にした「大豆ミート」を用いたハンバーグなどの商品開発に着手し、今年8月には試食会を実施しました。

同社で調理・冷凍した新商品を、企業や家庭向けに月替わりメニューなどで定額制にて販売、各購入先に配送するサービスとなる予定です。

今回の商品開発にあたり、同社は熊本市の株式会社DAIZから仕入れた大豆ミートを原料に使用しています。大豆は、牛肉などと比べて、摂取できる栄養価を保ちながらより多くの生産量が確保できる食材として、飢餓対策などに役立つことが期待されています。動物肉ではなく大豆ミートを用いた新商品開発を行ったことについて、同社は、「飢餓をゼロに」などのSDGsの達成に貢献できるそして、新商品をアピールしていく方針です。

また、同社の試食会において、「肉の代替ではなく、新たな食材としてアピールしてはどうか」との提案がなされていますが、大豆ミートを用いた商品のPRを考えた時、「肉の代わり」と言う視点ではなく、試食会の提案にもあったように、大豆ミートと言う食材そのものの魅力に着目した視点でのPR、例えば、「高タンパク、低カロリーでヘルシーな食材」、「SDGsの達成に貢献できる食材」など、代替肉以外のメリットについて、もっと積極的に消費者にアピールすると、日本市場に大豆ミートなどの植物肉のシェアがより広がる可能性もありそうです。

 

大豆ミートを使用した商品開発 時代の変化に合わせた対応力でSDGsにも貢献

(引用:株式会社 食の力コーポレーション公式HP

山形県新庄市で「福原鮮魚店」などを運営している株式会社食の力コーポレーションは、コロナ禍以前より、仕出しを折り詰めに変えたり、テイクアウトを始めたりと、時代の変化に合わせた柔軟な対応を行ってきている会社です。

同社いわく、いつの時代も変わらず「御用聞き(ROUNDS MAN)」の精神を忘れずにと、これまでも「鯉の甘露煮」や「棒鱈煮」など、昔から山形のお祝いの席などで食されてきた食材を取り入れた「山形らしいおせち」や和洋食の惣菜など、多彩なメニューをインターネットで購入できるサービスを実施していました。

その同社がこの度行った商品開発では、新商品に大豆ミートが使われています。また、今年の8月には、大豆ミートのハンバーグやメンチカツ、パエリア、キーマカレーなどの試食会が開かれました。

同社が商品開発に用いた大豆ミートは、家畜などの動物肉の代替品としてよく知られている「植物肉」の一種です。低カロリーかつ高タンパク質でヘルシーな大豆ミートは、商品によってはベジタリアン食にもなるため、健康に対する関心の高い層や動物食を避ける食生活を送る層などを中心に注目されている食材です。

今回、動物肉の代わりに大豆ミートを用いたことから、同社は本商品が、「飢餓をゼロに」などのSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献できるとアピールしています。