2021年10月15日更新
秋田市内の飲食店で、商品開発の一環として、調味料を製造・販売する動きが盛んになっています。
PuckUp記事:秋田の飲食店が調味料販売、続々 醸造元と共同開発も(秋田経済新聞2021.09.08)
店自家製の調味料を再現したり、お店の料理に使っている地域食材を活かしたりと、店舗オリジナル商品を開発するのに、「メニュー」ではなく「調味料」を開発しており、例えば、ふぐ料理専門店の「創鮓 庵河豚(そうさく わんかあとん)」では、料理に使っている自家製ぽん酢を、マルカ醤油で知られる県内企業の有限会社三協商事と共同で商品化、販売しています。
ほかにも、BBQレストラン・川反ルーフトップ肉広場では、秋田県産のリンゴや角館の株式会社安藤醸造の醤油など、地域食材を使用したBBQソースを新たに開発、商品化しました。また、ラーメン店「自家製麺 5102」では、男鹿産の塩やスープの材料である魚粉出汁などを用いたオリジナルスパイスを開発。アウトドアショップなどで販売したところ、好評につき完売したため追加販売を決めたほどです。
このように、飲食店でありながら、新規メニューやテイクアウト料理を開発するのではなく、いずれも店独自の調味料を開発、販売しているわけですが、なぜこうも多くの飲食店で、店舗メニューとは必ずしも関連していない「調味料」開発に積極的なのでしょうか?