2021年10月28日更新
今年の10月、大分県のラーメン店「NOODLE FACTORY LIFE(ヌードル ファクトリー ライフ)」で、学生考案のラーメンが提供されました。
PuckUp記事:別府市の学生らがコオロギ麺×ジビエスープのラーメン 新時代の昆虫食「風味はエビ」(大分経済新聞2021.09.28)
昆虫食とジビエ(シカやイノシシなど野生鳥獣の肉)と言う特徴的な食材が使用された「モリノエビラーメン」は、立命館アジア太平洋大学の学生チーム「モリノエビ」考案によるものです。「NOODLE FACTORY LIFE」店主の山本智裕氏ならびに別府大学発酵食品学科の加藤礼識先生の協力のもと、昆虫食の研究を行う同学生チームが入手したコオロギパウダーを麺に練り込んで、シカ肉ベースのスープと合わせたラーメンとつけ麺を開発し、1日限りの数量限定メニューとして販売しました。
世界的に着目されているSGDs(持続可能な開発目標)で挙げられる17のゴールには、食糧危機の解消や地球温暖化への具体的な対策が含まれており、昆虫食やジビエは、このSDGs達成に役立つことが期待されている食材のひとつです。
種類にもよりますが、ジビエは牛肉など家畜の肉より低脂肪かつ高タンパク質で、現在、全国で利用を推進されているヘルシー食材のひとつです。また、昆虫食は、欧米の健康意識の高い層からサステイナブルな次世代フードとして認知されており、「未来の食材」とも言われています。
健康を意識する層を中心に関心を寄せられている昆虫食やジビエを新たな食料源として利用することで、どのようなメリットが見込まれるのでしょうか?