2022年10月24日更新
PickUp記事:高尾山麓に新たな発信拠点開業へ スペースを企業へ貸し出し、カフェスタンドも(八王子経済新聞2022.09.26)
高尾山で民家をリフォームした施設「TAKAO MOUNTAIN HOUSE」が開業されました。
登山者だけでなく、登山以外の目的で高尾山を訪れる観光客に地域の魅力を発信する拠点となることを期待されている同施設には、カフェスタンドやレンタルスペースなどが併設されています。
レンタルスペースのうち、ブランドのプロモーションやセールスなどの場として、企業などがレンタルできるギャラリースペースが1階に、また、サテライトオフィス等に利用可能なユーティリティースペースが2階に、それぞれ存在しているので、商品販売やイベント開催への利用等で、レンタル企業にも魅力のある施設になっているそうです。
一方、カフェスタンドでは、オリジナルのブレンドコーヒーやクラフトビール、サンドイッチなどがテイクアウトで提供されるほか、ウッドデッキテラスも設置されているため、山と麓の両方で飲食を楽しめます。
同施設では、これらの設備を通じて、登山目的で高尾山を訪れる人々だけでなく、登山が目的ではない観光客にも、高尾山とその周辺地域を楽しんでもらえるような情報を積極的に発信していき、地域の魅力や登山以外の新しい体験価値を提供、登山客以外の誘致にも力を入れていくそうです。
(引用:農林水産省公式HP-affバックナンバー2019年-19年10月号-「レクリエーションの森」で自然を満喫しようより、上:全国の主な「日本美しの森 お薦め国有林」の楽しみ方の例、下:仁別森林博物館)
登山者だけでなく、登山以外の目的で高尾山を訪れる観光客に対して、地域の魅力を発信する拠点となることを目的に、民家をリフォームした施設「TAKAO MOUNTAIN HOUSE」が、今年の10月より高尾山で開業されています。
高尾山では、本施設の開業以前から、同地域の魅力をもっと知ってもらおうと、以下のような施設により、登山者のためのコミュニティーづくりや、高尾山でのさまざまな過ごし方・楽しみ方のサポートが行われてきました。
<これまでに行われてきた高尾山のさまざまな魅力発信事例>
・Mt. TAKAO BASE CAMP
登山客のコミュニティーづくりに必要な施設として開業。登山文化を広げる拠点となるよう、初心者や訪日外国人も含めた登山者が、高尾山を楽しむためのプラットフォームのような存在を目指している。
・タカオネ
登山はもちろん、高尾山麓での過ごし方も含めた「高尾活動」をサポートする体験型ホテル。館内のカフェ&ダイニング「Kitchen」は宿泊客以外も利用可能で、地元である八王子産の食材を使ったメニューや、施設オリジナルのビールなどを提供。朝食(サンドイッチとドリンク)をバスケットで提供するなど、ホテル内外での飲食も可能な形態をとるほか、宿泊者全員に薪一束を無料でプレゼントすると言った、ユニークなサービスも。
上の事例にもあるように、高尾山では、登山以外の楽しみ方や地域の魅力を発信するような取り組みが行われてきました。
農林水産省等の行政もまた、バードウォッチングや森林ヨガ、博物館等、登山以外の山の楽しみ方を紹介するほか、レクリエーション向きの森林に関する、以下のような情報発信を行っています。